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CodexとClaude Codeの使い分けを決めた話

CodexとClaude Codeの使い分けを決めた話のアイキャッチ。天秤で重い作業と軽い作業を分けるイメージ図

AIのコーディングツールを2つ契約したまま、どちらに作業を投げるか毎回迷っている。片方はほとんど使っていない日もあって、「どちらかに絞って解約すべきでは」と思いながら、決めきれない。私も少し前までこの状態でした。

結論から言うと、私は「どちらが優秀か」を決めるのをやめました。CodexとClaude Codeを性能で比較するのではなく、作業の重さで役割を分けたら迷いが消えたからです。この記事は、個人ブログを支えるAI編集部の裏側で、この2つをどう分担させているかという運用の記録です。

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「どっちが優秀か」を決めようとして疲れた

契約した当初は、どちらか優秀なほうに絞るつもりでした。ところが、いざ選ぼうとすると、課題によって得意不得意の印象が入れ替わります。「今日はこっちが良かった」が積み重なるばかりで、順位はいつまでも決まりませんでした。

抜け出すきっかけは、比べ方そのものが間違っていたと気づいたことです。2つを同じ土俵に乗せて優劣を決めようとしていましたが、実際の作業のほうが同じ土俵に乗っていません。何時間も走り続ける長い工程もあれば、数分で終わる修正もある。人間のチームでも、大きな実装と小さな手直しを同じ人に全部投げたりはしません。それなら、AIも作業の重さで分ければいい。順位を付ける必要は、最初からありませんでした。

分け方は「性能」ではなく「作業の重さ」

私のブログは、記事の下書き作りからWordPressへの投入までをAIに手伝わせる、小さなAI編集部の形で回しています。その中の作業を「重い・軽い」でざっくり2つに分けて、投げ先を決めています。

重い作業はCodexに任せています。長い記事工程、WordPressまわりの操作、蓄積したメモやwikiの整理、自動化の仕組みづくり、規模の大きい実装。腰を据えて長く走ってもらう作業は、こちらに寄せています。

軽い作業はClaude Codeです。普段の草稿づくり、ちょっとした確認、できあがったものへのレビュー、短い修正。すぐ返ってきてほしい作業や、重い作業の結果を別の目で確かめる役は、こちらに寄せています。

ポイントは、どちらかを「作る係」「見る係」に固定していないことです。あくまで基準は作業の重さで、その日の状況によって組み合わせは変わります。固定した役割表を作るより、「この作業は重いか、軽いか」を投げる前に一度考えるほうが、個人の規模では現実的でした。

作業の重さを判断し、CodexとClaude Codeへ振り分け、別のAIで確認、残量で最終調整、最後は人間が決める使い分け5ステップの図

作ったAIと確認するAIを、できるだけ分ける

この分担のなかで意識しているのが、作った側と同じAIに最終確認まで任せないことです。

作った直後のコードには、作った本人の思い込みがそのまま残ります。これは人間でもAIでも、あまり変わらない印象です。同じAIに「見直して」と頼むこともできますが、作ったときの前提を引きずりやすく、別のAIに見せたときほど素朴な指摘は出にくいと感じました。だからCodexが大きめの実装をしたときは、Claude Code側に軽いレビューを回して、「この操作は危なくないか」という別の目を一度通すようにしています。

確認の観点は、あらかじめ決めてあります。勝手に定期実行の登録まで進めていないか、秘密情報を直書きしていないか、既存のデータを壊す操作が混ざっていないか。派手さはありませんが、本番で事故になるのはだいたいこのあたりです。

そして、本番に反映するか、記事を公開するかを最後に決めるのは人間です。この「最後は人間」という線引きは、AIに任せる作業と、人間が止める作業の境界線を決めた話で書いたルールをそのまま使っています。記事の中身の確認と公開の判断は、どれだけ分担がうまく回っても人間の仕事として残しています。AIをブログ編集部にしたら、下書きまでは任せられるようになったで書いた流れが安心して回っているのは、この順番を崩していないからだと感じています。

残量を見てから投げる、という最終調整

重さで決めた投げ先を、最後に調整する材料がもうひとつあります。使用量の残りです。

この種のツールには利用枠があるので、メニューバーに使用量を表示するツールを置いて、作業を投げる前に残量を確認する運用にしています。見るのは「今すぐ投げていいか」と「今週あとどれだけ使えるか」の2つです。片方の残りが少ない週は、重い作業を控えるか、もう片方へ逃がす。2つ以上使える状態にしておくと、役割分担だけでなく、片方の枠が尽きても作業が止まりにくいという保険にもなっています。

まとめ:比較をやめて、「作業の重さ」で分ける

CodexとClaude Codeのどちらが優秀かという問いには、いまも答えを持っていません。ただ、性能の比較をやめて、重い作業と軽い作業で投げ先を分けてから、2つ契約していることへの迷いはなくなりました。

もし複数のコーディングAIを前に、どちらかに絞るべきか迷っているなら、順位を付ける前に、次の作業を「重いか、軽いか」で見てみるのがおすすめです。重い作業を任せる相手と、軽い確認を頼む相手を分けて、最後は人間が決める。まずは小さな作業の振り分け1回からでいいので、この形を試すだけで使い分けの迷いはかなり減るはずです。

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