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VOICEVOXでずんだもん・めたんを喋らせた話

VOICEVOXでAIキャラクターの声を音声素材にして動画制作へつなぐ様子を表したアイキャッチ画像

AIキャラを作りたいのに、返事が文字で表示されるだけだと「一緒にいる感じ」がなかなか生まれません。

私も、ずんだもんと四国めたんを使ったAIキャラ企画を考えながら、音声認識、AIの返答、発声、画面表示までを一気につなぎたくなっていました。ただ、全部を同時に作ろうとすると、どこまで動いたのか分からなくなります。

そこで今回は、ゴールを「テキスト読み上げソフトのVOICEVOXでキャラクターの声を出し、動画に使える音声ファイルを残す」ところまでに絞りました。結果として、ずんだもんとめたんの音声テストに成功し、MR(複合現実)プラモデル動画に使うずんだもんの音声を5本作成できました。

まだ実況システムも動画も完成していません。これは完成報告ではなく、AIキャラ企画が文字だけの構想から、実際に聞ける素材へ進んだ準備ログです。

目次

まず「声が出る」だけをゴールにした

AIキャラとの会話を形にするには、音声認識、AIによる返答、音声合成、アバター表示、配信画面など、いくつもの要素が必要です。

最初から全部をつなごうとすると、音が出ない原因が台本なのか、音声合成なのか、連携部分なのかを切り分けにくくなります。完成形を急ぐほど、確認する場所が増えてしまいます。

そのため、今回の範囲は台本の文をVOICEVOXに入力し、キャラクターの声として出力し、音声ファイルにするところまでにしました。リアルタイム会話や自動応答までは進めていません。

この区切り方にすると、成功条件がはっきりします。画面上で動いて見えるかではなく、聞ける音声ファイルが残ったか。小さな条件ですが、次の動画制作へ渡せる成果物ができるため、企画は確実に一段進みます。

台本をVOICEVOXへ入力し、WAVで保存して動画編集へ進む音声制作の流れ図

ずんだもんとめたんは「声」より先に役割を分けた

自分の企画では、ずんだもんを勢いで進むAIアシスタント、めたんを冷静に突っ込むテクニカルアドバイザーとして考えています。

VOICEVOXで四国めたんを選択して音声出力を試した実画面

大事にしたのは、性格を「明るい」「冷静」と書くだけで終わらせないことでした。ずんだもんは迷ったら先に進み、めたんはその判断に短く突っ込む。何を知っているかより、状況にどう反応するかを分けます。

この役割を決めてから音声を出すと、台本の見え方も変わりました。同じ説明を二人に分割するのではなく、前へ進める声と、立ち止まって確認させる声に分けられます。

今回は両方の音声テストまで成功しました。ただし、動画用の完成素材として5本にまとめたのは、ずんだもんの音声です。めたんはテスト段階であり、完成素材までそろったようには扱いません。

ずんだもんの音声5本を動画素材にできた

今回作ったのは、MRプラモデル動画で使うずんだもんの音声5本です。一般的な音声ファイル形式のWAVで分けて保存し、Google Drive上の制作フォルダに置きました。

これで、音声は「その場で鳴ったテスト」ではなく、動画編集に持ち込める素材になりました。

ここには小さいようで大きな違いがあります。テスト再生だけなら、アプリを閉じたあとに残るのは「一度動いた」という記憶です。名前を付けて音声ファイルを分けておけば、撮影や編集が後日になっても、そのまま次の工程へ渡せます。

音声フェーズの完了条件を「声が出た」ではなく「動画に使えるファイルが残った」にしたことで、作業の終点が明確になりました。

音声を先に作って分かった3つのこと

一つ目は、キャラクターらしさは音色だけでは決まらないことです。短い台本でも、どちらが先に話すか、どこで突っ込むか、どの長さで区切るかによって関係性が変わります。

二つ目は、小さくても再利用できる成果物を残すと、未完成の企画が前へ進むことです。今回の5本は完成した動画ではありませんが、次の撮影と編集で使える部品です。

三つ目は、リアルタイム会話を最初の成功条件にしなくてもよいことです。AIキャラ企画というと、その場で考えて話す仕組みを想像しがちです。しかし、先に台本音声を作れば、キャラクターの声や役割が企画に合うかを小さく確認できます。

私はこの順番にしたことで、「大きな仕組みを作っている途中」から「すでに使える素材を持っている状態」へ進めました。

まだ完成していない部分も多い

現在できているのは、ずんだもんとめたんの音声テストと、ずんだもんの動画用音声5本までです。

音声認識した内容からAIが返答を生成し、VOICEVOXで発声させるリアルタイム連携は未完成です。アバターの口の動きとの同期、配信画面への組み込み、MRプラモデル動画の撮影と編集も残っています。

ここを曖昧にして「AIキャラが完成した」と書くと、実際の到達点が分からなくなります。今は音声素材を作れる段階です。完成ではありませんが、次の作業を始められるところまでは来ました。

次は音声を映像の中で働かせる

次の工程は、プラモデルのパーツや説明書、手の動きを撮影することです。その映像に、パーツが光る演出や組み立て方向を示す矢印を加え、今回作った音声を重ねます。

最初から全工程を認識する仕組みを目指すのではなく、パーツが光る瞬間、矢印が出る瞬間、ずんだもんが「次は青いパーツなのだ」と案内する瞬間など、未来を感じやすい場面から形にする予定です。

VOICEVOXで声を出せたこと自体は、ほんの一工程です。それでも、文字だけだったAIキャラが、耳で確認できる存在になりました。

AIキャラ制作を始めるなら、最初のゴールを「会話システムの完成」にしなくても構いません。まず一つの台本を声にして、使える音声ファイルとして残す。その小さな完成が、次の映像、次の会話、次の仕組みへ進む足場になります。

VOICEVOX音声を公開するときの表記

VOICEVOXで作成した音声を利用する際は、VOICEVOXの利用規約と各音声ライブラリの規約を確認し、必要なクレジットを記載します。

今回のキャラクターでは、「VOICEVOX:ずんだもん」「VOICEVOX:四国めたん」という表記が案内されています。実際に音声を使う動画を公開するときは、動画内または概要欄など、確認できる場所へ記載します。VOICEVOXソフトウェア利用規約音源利用ガイドラインで確認済みです。

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