記事を書き終えたのに、公開前チェックでタイトルだけが止まった。内容ではなく、文字数が理由でした。
そのとき付けていたタイトルは「RTX 4090をAI工場にして、重いAI作業を引き受けさせることにした話」。37文字あります。意味は通っていますし、記事の内容とも合っています。それでも、私がブログ運用で決めている「タイトルは27文字以内」という基準には収まりませんでした。
最初は、助詞や言い回しを少し削れば済むと思っていました。ところが実際に短くしてみると、必要だったのは文章の圧縮ではなく、記事の主役を選び直すことでした。
37文字のタイトルには、説明を詰め込みすぎていた
元のタイトルには、伝えたいことをできるだけ正確に入れようとしていました。
登場する機材はRTX 4090。役割はAI工場。担当するのは重いAI作業。そして、そういう運用を始めた体験談であることまで、一つのタイトルで説明しようとしていました。
どれも本文に書いてある事実です。ただ、全部をタイトルへ入れると、何の記事なのかがかえってぼやけます。「RTX 4090の話」なのか、「重いAI作業の話」なのか、「役割分担の話」なのか、読む前に焦点をつかみにくくなっていました。
正確に説明しようとして情報を足した結果、タイトルが記事の要約文になっていたのです。
公開前チェックは、内容ではなくタイトルを止めた
私の公開前チェックには、タイトルを27文字以内に収める項目があります。スマートフォンで表示したときに途中で切れにくくし、一覧でも内容をつかみやすくするための目安です。
この数字だけで、良いタイトルが自動的に決まるわけではありません。28文字になったら記事の価値が急に落ちるわけでもありません。それでも、機械的に一度止める基準としては役立ちました。
人間の目だけで確認していると、「内容と合っているから、このままでいい」と通してしまいがちです。しかし、文字数の検査は事情をくんでくれません。37文字なら、その時点で止まります。
そこで初めて、どの言葉を削るかではなく、「この記事で一番伝えたいものは何か」を考え直しました。
残したのは「RTX 4090」と「AI工場」だけだった
最終的に選んだタイトルは、「RTX 4090をAI工場にした話」です。37文字から17文字になりました。
削ったのは、「重いAI作業を引き受けさせることにした」という説明です。この部分も記事の重要な内容ですが、「AI工場」という言葉の中に役割のイメージが含まれています。何を処理させるのかは、本文で具体的に説明できます。
タイトルに残す必要があったのは、何を使い、どんな役割にしたのか。この二つでした。
短くしたことで細かな説明は消えましたが、記事の主役はむしろ見えやすくなりました。削った情報を捨てたのではなく、タイトルから本文へ戻しただけです。

27文字は正解ではなく、考え直すための停止線
この経験から、私は27文字という数字を絶対的な正解とは考えていません。固有名詞が長い記事や、数字を入れないと意味が変わる記事では、少し超えることもあります。
実際、別の記事では最初のタイトルが28文字になり、内容を保ったまま27文字へ調整しました。一方、今回のタイトルは20文字も削っています。同じ基準に引っかかっても、直し方は同じではありません。
大切なのは、27文字に合わせるために不自然な日本語へ変えることではありません。基準を超えたときに一度止まり、説明を詰め込みすぎていないか、主役が複数になっていないかを確認することです。
ルールの役割は、答えを自動で出すことではなく、人間が判断すべき場所を見つけることでした。
長いタイトルを直すときに確認する3つのこと
今はタイトルが27文字を超えたら、次の順番で見直しています。
まず、記事の主役を一つに決めます。機材、失敗、仕組み、結果のうち、何を最初に伝える記事なのかを選びます。
次に、タイトルが本文の要約になっていないかを確認します。「何を使ったか」「何をしたか」「どう変わったか」を全部入れているなら、説明を詰め込みすぎている可能性があります。
最後に、削った情報を本文で回収できるかを見ます。本文で十分に説明できる内容なら、タイトルから外しても記事の価値は失われません。
この3つを確認すると、単に文字を削るのではなく、読む前に伝えるべき情報と、読んでから伝える情報を分けやすくなります。

まとめ:短くする作業は、主役を選ぶ作業だった
公開前チェックで37文字のタイトルが止まり、17文字へ短くした話を書きました。
27文字という基準そのものが、良いタイトルを作ってくれたわけではありません。ただ、その基準があったから、「このタイトルは何を一番伝えたいのか」を考え直せました。
長いタイトルを前にしたら、いきなり助詞や単語を削るのではなく、まず記事の主役を一つ選んでみてください。削った説明は本文に戻せます。タイトルで全部を語らなくても、記事の価値まで小さくなるわけではありません。

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