AIでブログ用の画像を作ること自体は、もう難しくない。頼めば数分でそれらしい画像が出てくる。それなのに、いざ記事に入れようとすると、意外なところで崩れる。サイズが揃わない。アイキャッチと本文画像の役割が入れ替わる。どれがどの画像だったか分からなくなる。
私のブログでも、実際にこの混乱が起きた。だから決めたのは、画像を「作る」ルールではなく、ブログに「入れる前」のルールだった。今回は、AI画像を記事で安全に運用するために決めたルールの話をする。特定の画像生成ツールの比較記事ではない。
画像は作れるだけでは足りなかった
以前、AIをブログ編集部にしたら、下書きまでは任せられるようになったという記事で、記事づくりをAIと分業している話を書いた。文章側の分業は素直に回ったのだが、画像側はそうはいかなかった。生成はできる。問題はそのあとで、保存して、名前を付けて、確認して、ブログに入れるまでの段取りを決めていないと、途中のどこかで必ず崩れる。
画像生成の質を上げる工夫はよく語られるが、個人ブログで本当に必要だったのは、そのあとの運用ルールのほうだった。
画像は3枚構成で、役割を先に決める
私のブログでは、記事の画像を原則3枚構成にしている。1枚目はアイキャッチ。2枚目は本文の説明図。3枚目は制作フローや手順の図。作る前に「この記事の画像は3枚で、それぞれ何の役割か」を決めてから生成に入る。
役割を先に決めるのは、逆になると記事の顔が崩れるからだ。図解が記事トップに来ると説明くさくなり、世界観のあるビジュアルが本文の途中に来ると浮く。図解は本文の中、ビジュアルはアイキャッチ。この当たり前を、生成前に固定しておく。
サイズは16:9で統一する
画像の縦横比は、通常の記事では16:9に統一している。理由は単純で、混ざると崩れるからだ。実際、ある記事の制作中に3:2の画像が混ざったことがあり、アイキャッチと本文画像の印象が揃わず、あとの工程でも扱いに迷う原因になった。
縦横比がバラバラだと、記事一覧のサムネイル、本文中の見え方、軽量化の設定まで、細かい判断が毎回発生する。16:9固定と決めてしまえば、その判断は全部消える。例外を作るのは、意図があってあえて変える時だけにしている。
保存順とファイル名を決めておく
生成した画像は、記事ごとの専用フォルダに、使うものだけを入れる。サブフォルダは作らない。ボツ画像や候補違いを同じ場所に残さない。そして、ファイル名は「01_アイキャッチ」「02_説明図」「03_フロー図」のように、番号と用途で固定する。
地味に効くのが、保存する順番を崩さないことだ。生成ツールの出力ファイル名はランダムな文字列になることが多く、あとから「どれがどれだったか」を見た目の説明で判別するのは間違いのもとになる。1枚ずつ生成して、決めた順番で保存すれば、順番がそのまま用途になる。まとめて3枚作って後から仕分ける、をやめただけで事故が減った。

いきなり入れない。WebPのdry-runを挟む
画像が揃っても、いきなりブログには入れない。まず軽量なWebP形式への変換を試し、1枚あたり500KB以下を目安に収まっているかを見る。あわせて、アップロードされる予定のファイル名、アイキャッチに設定される予定の画像、本文のどの位置に挿入される予定か、を実行前に確認する。
この「実行したら何が起きるかを先に見る」段取りは、AIに任せる作業と、人間が止める作業の境界線を決めた話で書いた運用と同じ考え方だ。予定を見て、問題なければ反映する。画像のような差し替えの効く素材でも、この一手間で「思っていたのと違う状態で公開されていた」を防げる。
画像の見た目は、最後に人間が見る
役割分担も決めている。枚数が揃っているか、サイズは16:9か、ファイル名は正しいか、WebPは500KB以下か、URLは生きているか、同じ画像が二重に入っていないか。こうした機械的な確認はAIのほうが速くて正確なので任せている。
ただし、画像の「見た目」の最終判断はAIに任せない。実は先日、アイキャッチと本文図の役割が逆のまま下書きに入ってしまったことがあった。ファイル名の上では正しく見えたので、機械的なチェックはすべて通っていた。気づけたのは、公開前に人間がプレビューを見たからだ。この画像はこの記事の顔としてふさわしいか、という違和感は、いまのところ人間の目のほうが確実に拾える。

ルールを決めたら、画像まわりが安定した
16:9で3枚、役割は先に決める、保存順と名前を固定する、入れる前にdry-run、最後は人間がプレビューを見る。こうしてルール化してから、画像まわりのやり直しが目に見えて減った。迷う場面が減るので判断も速くなり、画像担当という役割がフローの中にきちんと収まった。
まとめ:作れるかより、崩れず運用できるか
AI画像は、作るだけなら本当に簡単になった。難しいのは、記事に入れて、崩れずに運用し続けることのほうだ。私の場合は、16:9統一、3枚構成、保存順と命名の固定、WebPのdry-run、そして人間のプレビュー確認をルールにしたことで、AI画像をブログ制作に安心して組み込めるようになった。画像で消耗している人は、生成の工夫より先に、入れる前のルールを決めてみてほしい。

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